山口県萩市沖から北西約45kmの場所にひっそりと浮かぶ小さな島・見島で育てられる幻の牛「見島牛」。離島であるがゆえ、海外種との交配を免れたことから和種としての原型と純血を保ち、昭和3年には国の天然記念物に指定されています。
日本海の離島の厳しい環境と自然の中で育まれ、鮮やかなサシが入った天然の霜降り肉をもつ見島牛。年間およそ10頭程度しか食用肉として出荷されない幻のブランド牛です。
年間10頭程度しか出荷されない幻の牛
見島牛を徹底レビュー!
肉を切る仕事を継続して6年以上。現在働く精肉店では、贈答用を中心に和牛を切っているふみといいます。
そんな和牛を切っているわたしが「全国のブランド牛を食べてみたい!」という想いから、今回は、山口県萩市「見島」で育てられるブランド牛である「見島牛」をみどりやでお取り寄せしました!
購入した商品と金額の詳細は以下のとおりです。
通販サイト名 | みどりや |
商品名 | 見島牛モモ焼肉400g |
価格 | 8,640円 |
送料 | 1,210円 |
合計 | 9,850円 |
日本の和牛の純血を守り通してきた見島牛。現在は約80頭ほどが見島の農家により保護され大切に育てられています。
今回そんな知る人ぞ知る幻の牛「見島牛」を購入することができたので、精肉店で働くわたしが、見島牛を購入してみて感じたことを全力でレビューしていきます。
見島牛が届きました!
見島牛が届いた状態は上記のとおりです。クロネコヤマトの冷蔵便で届きました。
箱を開けると、納品書が同封されていました。注文した商品の詳細だけで金額は記載されていません。
納品書以外にも、肉のおいしい食べ方や保存方法について記載された書面も入っていました。
記載されていた内容は以下のとおり。
- 届いた肉は2日以内に食べる。(お届けに2日以上かかる地域でも翌日には食べる)
- 冷凍庫に保存する場合は、空気に触れないようにラップ剤で密封する(冷凍庫に保存しても20日以内に食べる)
- 肉が重なっているところが変色していても品質に問題はない(空気に触れることで肉食が戻る)
おいしく見島牛をいただくためにも、なるべく賞味期限内に食べるようにしましょう!
さらに、見島牛生産検査表も入っていました。
名前、性別、生年月日、体重、個体識別番号、鼻紋まで詳しく記載されています。
今まで通販サイトでブランド牛を購入してきましたが、ここまで詳しく牛のことについて書かれた書面が同封されていたのは初めてです。
見島牛のシールが貼られている商品は、紙で丁寧に包まれています。
紙を外すと、包装マットがつけられていました。これなら配達の途中で多少揺れても、肉に影響はありません。
肉の品質が落ちないように、保冷剤もつけてあります。
みどりやから届いた見島牛は、細かいところまで配慮が行き届いていて、状態は非常に良いです。
見島牛の見栄えをレビュー!
見島牛の見栄えをレビューしていきます。
保冷剤を外すと、見島牛のモモ焼肉が姿を現します。新鮮さを感じる色鮮やかなモモの焼肉用です。
賞味期限は加工日から3日間。21日に届いたので、実質2日の賞味期限になります。
個体識別番号もしっかりと記載されていました。
フタを取ってから見ると、鮮やかな見島牛のモモに思わず見惚れてしまいます。薄っすらと走っているサシも肉の質が良い証拠。
非常に美しい見栄えです。
牛脂が無料でついてくるのもうれしい!牛脂を使って焼くと風味と香りが引き立つので焼肉をするときには必須アイテムです!
年間10頭程度しか出荷されない幻の牛
見島牛の味をレビュー!
見島牛の味をレビューしていきます。
厚く切られたモモ焼肉用を焼いていきます。
無料でついてきた牛脂を投入!
ジュッと音を立てて焼け始めたかと思うと、微かに香る和牛香が鼻を突き抜けて食欲をそそります。
フライパンの端っこでじっくりと火をいれていきましょう。
赤身は強火で焼くと火が通りすぎて固くなってしまいます。弱火か中火でフライパンの端っこでじっくり焼きましょう。
完成!見島牛本来の味を楽しむために、まずは塩だけでいただきます。
濃厚な旨みがぶわっと口の中に広がっていく…
噛めば噛むほど旨みが溢れ出します。赤身のコクも感じられて、脂肪も少なくさっぱり食べやすい。
こんなにも味が濃いモモは、なかなか味わえません。
次は焼肉のタレでいただきます。
濃厚な赤身の旨みとタレの甘みが絶妙に絡み合う。
間違いなくご飯が進む味わいです。
- 全体的な味の感想
- 見島牛モモの旨みの濃さに驚きました。噛めば噛むほど溢れる旨みに、思わず手が伸びてしまうやみつきになる味わいです。身がしまっていて硬さは感じない歯ごたえのある食感で食べごたえもあります。年間10頭程度しか出荷されない見島牛を味わうことができたのは、本当に貴重な体験になりました。
見島牛の販売は年に数回しかありません。みどりやのメルマガに登録すると販売されるタイミングでメールが届きます。購入したい方はメールマガジンに登録しておきましょう!
年間10頭程度しか出荷されない幻の牛
見島牛が選ばれる3つの理由
年間10頭程度しか出荷されない幻の牛!
現在は約80頭ほどが見島の農家により保護され大切に育てられている見島牛が、食用肉として出荷されるのは年間10頭程度。国の天然記念物にも登録されている、知る人ぞ知る幻のブランド牛です。
和牛の風味と旨みを凝縮した上質で希少な霜降り肉!
日本海の離島の厳しい環境と自然の中で育まれた見島牛は、エネルギーを筋肉中に蓄えるようになり、鮮やかなサシの入った天然の霜降り肉になります。赤身は色濃く鮮やかで、日本の牛ならではの上質で濃厚な旨味が詰まった味わいです。
オレイン酸の含有量が高い!
MUFA(一価不飽和脂肪酸)といわれる「オレイン酸」の量が多いと、食べたときの口溶けが良くなる上に、和牛独特の香り「和牛香」が際立つようになります。見島牛はオレイン酸の含有量が高く、濃い味わいとなめらかな食感を同時に堪能できます。
見島牛を販売しているみどりやの基本情報
通販サイト名 | 株式会社 みどりや |
販売商品 | ・見島牛 ・見蘭牛 ・むつみ豚 ・自家製ハム・ウインナー ・みどりやオリジナル加工品 |
送料 | 山口県内(990円)山口県外(1,210円)北海道・沖縄(1,870円) |
配送エリア | 配送は日本国内のみ。 |
発送日 | 注文確定日より7営業日以内に発送(ヤマト運輸) |
支払い方法 | ・クレジットカード(D.C、JCB、AMEX、VISA、Masterなど各種クレジットカード利用可能) ・代金引換(手数料330円) ・コンビニ決済(手数料190円) ・郵便振込(手数料お客様負担) ・銀行振込(手数料お客様負担) |
みどりやでは、見島牛とオランダ原産のホルスタインをかけ合わせ、自社牧場で約2年間かけて丁寧に育て上げたオリジナルのブランド牛「見蘭牛」も販売しています。
見島牛の口コミ・評判
ここでは、見島牛の口コミ・評判を集めました。見島牛が気になっている方は参考にしてください。
年間10頭程度しか出荷されない幻の牛
見島牛の歴史について
ここでは、見島牛の歴史について詳しく解説します。
見島牛の歴史についてまとめた内容は以下のとおりです。
島の人々に寄り添い、生きてきた役用牛
山口県の最北端、萩市沖から北西へ約45km。 面積約8k㎡ほどの小さな島である「見島」は、古くから大陸との交易で栄え、その歴史は約1000年にものぼります。山の斜面に棚田を築き、 稲作を営んできた平地が少ない見島で、島の人々の暮らしに寄り添い、農耕のための役用として生きてきたのが見島牛です。
外国種の影響を受けない純粋な和種
牛肉や豚肉を食べるという西洋の食文化が入ってきた明治時代以降、体の小さい和牛は体の大きい外国種との交配が進められ、 日本古来の純粋な和牛は急速に姿を消していきました。
そんななか、離島に生息していたことから海外種との交配を免れ、純血を守り通しているのが見島牛。昭和3年には国の天然記念物に指定されています。
絶やしてはいけない、世界に誇る和牛のルーツ
第二次世界大戦後まで役牛として600頭前後が飼育されていたが、農業の機械化に伴い、昭和51年には33頭にまで激減。
その後、行政の支援も受けながら徐々に頭数を増やし、現在は「見島牛保存会」の7戸の農家により約80頭が保護され、大切に育てられています。
参考:みどりや » 世界に誇る和牛のルーツ 萩が育む《見島牛》 (mishimaushi.com)
日本在来牛として純血を守り続けているのは「見島牛」と鹿児島県の口之島に生息する「口之島牛」の2種類しか残っていません。
年間10頭程度しか出荷されない幻の牛「見島牛」
日本の宝である和牛の中でも、海外種との交配を免れ、純粋な日本の和種として今も残り続ける「見島牛」。年間10頭程度しか食用肉として出荷されない幻の牛です。
見島牛は「希少な肉を食べてみたい!」「貴重な体験がしたい」そんな人に間違いなくオススメです。
オレイン酸の含有量が高く、赤身も色鮮やかで和牛本来の濃厚な旨味が詰まっている見島牛を、この機会にぜひ味わってみてください!
見島牛の販売は年に数回しかありません。みどりやのメルマガに登録すると販売されるタイミングでメールが届きます。購入を検討している方はメルマガに登録しておきましょう!
年間10頭程度しか出荷されない幻の牛