和牛として認められる品種の中で、最も希少な牛である「無角和種」
山口県阿武町一帯のみで肥育されており、毛色が濃い黒色で角がないのが特徴です。
噛めば噛むほど、味わいがジューシーな肉汁と豊かなコクが堪能できます。
日本に200頭しかいない希少な和牛
無角和牛レビュー
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肉を切る仕事を継続して7年以上。現在働く精肉店では、贈答用を中心に和牛を切っているふみといいます。
そんな和牛を切っているわたしが「全国のブランド牛を食べてみたい!」という想いから、今回は山口県のブランド牛である「無角和牛」をJAタウンでお取り寄せしました。
購入した商品と、金額の詳細は以下のとおりです。
通販サイト名 | JAタウン |
商品名 | オイシくて思わずウッシッシ 「無角和牛」 焼肉セット 約900g |
価格 | 税込6,350円 |
送料 | 220円 |
クーポン使用 | 1,270円 |
合計 | 5,300円 |
日本で飼育されている約170万頭の和牛の中で、200頭しかいない無角和種。山口県阿武町一帯でしか飼育されていない希少な和牛です。
この記事では、和牛の中で最も希少といわれる無角和種を、精肉店で働くわたしがレビューしつつ評価します。
結論からいうと、さっぱり食べやすく、肉汁がジューシーで濃厚な赤身の旨みが絶品でした!赤身肉が好みの方にぜひおすすめしたい和牛です。
無角和牛が届きました
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JAタウンで頼むと、ヤマト運輸からクール冷蔵便で届きます!今回無角和種を届けてくれたのは「安堂畜産株式会社」
牛の血統から飼育、加工、流通のすべての加工にこだわりを持つ、山口県岩国市に本社を構える企業です。
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箱を開けると「無角和牛通信」が同封されていました!
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肥育方法や取り扱っているお店のことなど、無角和牛について詳しく記載されています。穀物を与えて育てる黒毛和牛の飼育方法とは違い、放牧で草を食べさせている無角和牛。
サシが入らない赤身が特徴である、無角和牛の特性に合わせた肥育方法が用いられています。
では、今回届いた無角和牛の赤身をみていきましょう。
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無角和種の赤身の厚切りとスライスが、450gずつ用意されています。
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サシがほとんど入らないというのは、本当みたいですね。和牛であっても、赤身は硬かったりパサつきを感じたりする場合もあるので、無角和牛がどんな味わいになるのか気になるところです。
無角和牛の味をレビュー
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色が非常に鮮やかで、美味しそうな見栄えです。
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火を入れた瞬間に、さわやかな和牛の香りが鼻を突き抜けます。
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まずは素材の味を楽しむために、塩だけでいただきます。
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赤身の旨みと上品な風味が口の中に広がる…
程よい噛みごたえで、さっぱり食べやすいです!ジュワッと肉汁が溢れて、噛むのを止められません。
次はわさびじょうゆでいただいてみます。
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わさびの程よい辛味で、無角和牛の赤身のコクが相性バツグン!さっぱりとした味わいの中に、旨みもしっかりと感じます。
素材を活かすために、焼肉のタレよりもわさびじょうゆや柚子胡椒で食べるのがおすすめ。
何枚食べても胃がもたれることがないので、脂が苦手な人には嬉しい和牛です。
無角和牛を購入したJAタウンの詳細
通販サイト名 | JAタウン |
販売商品 | ・「無角和牛」 ミニステーキ&焼肉セット 約540g ・「無角和牛」 焼肉セット 約900g |
送料 | ・北海道送料1100円(税込) ・北東北送料660円(税込) ・南東北送料660円(税込) ・信越送料440円(税込) ・東海送料330円(税込) ・北陸送料330円(税込) ・中国送料220円(税込) ・四国送料220円(税込) ・九州送料220円(税込) ・沖縄送料990円(税込 |
配送方法 | ヤマト運輸でクール冷蔵 |
支払い方法 | ・クレジット決済 ・コンビニ決済 ・ATM決済 ・銀行ネット決済 ・FamiPay ・Amazon Pay |
![ふみ](https://niku-takkyubin.com/wp-content/uploads/2022/05/fumi.jpg)
無角和牛は10~15セット限定で販売しています。購入を検討している方は、売り切れていないかチェックしておきましょう!
無角和牛が選ばれる3つの理由
日本で200頭しかいない!和牛の中で最も希少な牛
日本短角種は、日本で飼育されている170万頭の和牛のうち、約200頭しか飼育されていません。割合に表すと0.01%で、和牛の中で最も少ない品種です。山口県阿武町一帯のみで肥育されており、角がないという特徴をもちます。
赤身を自慢とする唯一無二の肉質
無角和牛は、サシが入らない赤身肉が特徴です。脂の甘みやとろけるような食感を、味わうことはできません。しかし脂が少なく噛みごたえのある味の濃い赤身は、無角和種ならではの味わい。ヘルシーかつ滋養強壮効果の高い赤身の持ち主です。
地域栽培飼料で育てる安心安全な和牛
無角和種は地域栽培飼料で飼育されています。輸入飼料に加えて、自然の循環を生かした稲わらや牧草を餌として使用することで、飼料自給率向上に取り組んでいます。目指しているのは、輸入飼料に頼る一般的な和牛の飼育体制からの脱却です。将来的には、とうもろこしや大豆などの飼料を、国産や県内産、町内産に切り替える計画。安心安全な和牛づくりに力を注いでいます。
無角和牛の口コミ
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ここでは、無角和種を食べたことがある人のリアルな口コミを集めました。「無角和種を食べたいな」と検討している人は、ぜひ参考にしてください。
無角和牛の歴史
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無角和種の歴史は、大正時代から始まりました。大正9年(1920年)に山口県阿武町一帯で肥育されていた在来和牛に、イギリスから輸入したアバディーン・アンガス種をかけ合わせた牛が無角和種のルーツです。
山口県内で「無角牛」として登録されていた品種は、昭和19年(1944年)に和牛の1品種として「無角和種」と正式に認められました。
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肉用牛らしい体型が評価され、一時は黒毛和牛より高値で取引された無角和種ですが、昭和40以降から衰退の一途を辿っています。
肉市場においては、脂肪交雑(サシ)の多さや肉のきめ細やかさが評価されます。しかし無角和種は、サシがほとんど入りません。霜降りが入りやすく高値で売れる黒毛和牛の肥育に乗り換える農家が、増加してしまったのです。
また牛肉の輸入自由化により、外国産の安価な肉が日本に入ってきたことも、衰退した原因の一つです。
昭和38年には9,790頭いた無角和種も、平成6年には約250頭まで減少しています。絶滅を危惧した山口県と阿武萩の9市町村、農協、経済連が協力して、「無角和種振興公社」を平成6年9月に設立。無角和種を飼育する「繁殖センター」を建設して、2023年現在も無角和種の再生に力を注いでいます。
年間200頭しか出荷されない幻の和牛
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無角和牛は200頭しか飼育されていない、和牛の中でも希少な品種です。年間出荷頭数36頭と市場に出回る数が少なく、なかなか味わうことができません。
「黒毛和牛以外の牛も食べてみたい」「脂が苦手だからさっぱりした牛肉がいいな」そんな人におすすめです。JAタウンで購入できますが、10~15セットの予約限定販売となっています。
購入を検討している方は、在庫が残っているか今すぐ確認しておきましょう。深みのある濃厚な赤身の味わいを、ぜひ味わってみてください!
以下の記事では精肉店で働くわたしが、ブランド和牛をレビューしています。
「他の和牛もみてみたい!」という方は、ぜひ一度のぞいてみてください。